日本の食品メーカーが世界で初めて量産化に成功したコエンザイムQ10の歴史について

コエンザイムQ10は、1950年代に英国の学者によって発見された成分です。
この成分は牛の心臓から発見された成分です。
発見された時の名称は、ユビキタス、ユビキノンでした。

1958年に米国の学者により化学構造式が決定され、その時にビタミンQと名づけられました。
1974年度には、日本企業が心臓病の治療薬として量産化し市場に出回るようになりました。

この量産化するまでには、大変な苦労があったそうです。
何故ならコエンザイムQ10は複雑な構造で構成されている成分であるため、その構造を調べるのはとても難儀なことだったからです。
さらに複雑な構造の成分を大量に生産するのは到底不可能に近いことでもあったのです。
米国の製薬メーカーを始め、世界の製薬メーカーも量産化することは出来ませんでしたが、日本国内の食品メーカーが量産化することに成功したのです。
コエンザイムは2001年には、日本国内では食品の扱いとされ、ドリンクやサプリメントとして販売され始めました。

コエンザイムは比較的新しいサプリメントでもあったのです。
サプリメントとして服用した場合は、お肌のアンチエイジング効果や、生活習慣病の改善、疲労を回復させる効果などを期待することが出来ます。
現在ではコエンザイムQ10は化粧品まであります。

最初は心臓の治療薬としてのスタートでしたが、現在では健康や美容には欠かすことの出来ないサプリメントや美容効果の高い化粧品として、市場に出回っています。